ヤマザキ食パンに発がん性物質”臭素酸カリウム”の使用を再開。いつ?どの食パンに?

ヤマザキ食パン臭素酸ナトリウム

ツイッターのトレンドに急上昇してきた「発がん物質」気になってクリックしたら、興味深い記事でした。記者の松永和紀さんという方のツイート。文面から何かヤマザキを批判する内容なんだろうと思って読み進めましたが、全くの逆でした。

目次

ヤマザキ食パンに発がん性物質”臭素酸カリウム”の再開はいつ、どの食パンに使われる?

記事を読んでいて、色々と気になる点が出てきました。何分記事が長いので、飛ばし読みしたりしてもう一度読み返してみた点などを含めて、簡単にまとめてみました。
ただ、憶測によるものが多いので、近いうちにヤマザキへ直接確認して、正確な情報が出していきたいと思います。

臭素酸カリウムはの再開はいつからなのか?

記事内に、こう記載されています。

山崎製パン株式会社(ヤマザキ)が3月、一部の角食パンに食品添加物「臭素酸カリウム」を使い始めました

つまり、2020年3月1日から再開されていると言えると思います。
2014年以降使っていなかったようなので、約6年ぶり?

使われている食パンの名前は?

臭素酸カリウムを使用するのは角食パンのみ。「超芳醇」と「特撰 超芳醇」から使い始めます。

記事内より引用
  • 超芳醇
  • 特選 超芳醇

今のところは、この2つ。
ただ、この2種類から使い始めますとあるので、今後も増えていく可能性はあります。

成分表示に臭素酸ナトリウムが無いけどなぜ?

芳醇の成分表示

これは、父が2020.3.13に買ってきた芳醇です。
たまたま買ってきていました。

ご覧の通り、何も書いてありません。

なぜかというと、

添加物の中でも、加工を助ける目的で使う場合で、最終的に残っていなければ、表示義務がないそうです。

つまり、他のパンでも使っているけど表示されていない。というケースは沢山あるってことです。

食パン臭素酸ナトリウムの使用再開については、公表の義務も無かったことになります。それをあえて公表した理由は、企業の自信からかもしれません。

食パン「超芳醇」だけに臭素酸ナトリウムを使う理由

答えは簡単です。

実験で臭素酸が残らなかったから。

山型食パンやロールパンなどは、どうしても残ってしまったそうです。
理由は、オーブン内の温度の上がり方で違うらしいのですが、芳醇のような角食パンは、分解されて、毒性のない臭化物に変わるんだそうです。

なので、実験結果をもとに、確実に残らない角食パンである「芳醇」だけに使うこととなったようです。

ヤマザキが臭素酸ナトリウムを再開する理由

ここが記事を読む前の一番気になるところでした。

世間からの反発は解っているのになぜ再開?

確実に批判や反発がくると予想できますよね。発がん性物質なので。
そこには、企業としての思いと、科学的根拠がありました。

もっと美味しいものを作りたいという思い

臭素酸ナトリウムを使うことで、美味しいパンが出来るからです。

しっとりしておいしい

美味しいパンを追求して、使用を再開。もちろん、再開するうえでの安全性は何度も実験を重ねて、次のような結果を出したうえでの再開なのです。

実験による確かな科学的根拠

食パン「芳醇」だけに臭素酸ナトリウムを使う理由で書いた通りです。

科学的実験において、焼きあがった芳醇からは、臭素酸ナトリウムの残留物がなしと証明されています。

例えば、実験的に使用量の3倍の量で作ってみても、残らなかったようです。

臭素酸ナトリウム使用再開で美味しくなったのか?

この点も気になるところです。
明日の朝、父がせっかく買ってきてくれたので、息子と一緒に食べて報告したいと思います。

20.3.15追記
実際に朝食で食べてみました。それと、ツイッターから実際に食べた方の感想も集めてみました。詳しくはこちらから。

なぜマーガリンを使っているのか?小麦の産地はどこなのか?

私には4歳の息子がいて、食べる物について色々調べています。

そこで、マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸についてや、輸入小麦に関する残留農薬について知っています。

ここまで、徹底して安全を追求しながら、美味しいものを提供したいという企業の考え方は今回の記事で伝わってきました。。

だから、余計にじゃあなぜ、マーガリンを使っているのか?という疑問が出てきます。

マーガリンに対しても、企業努力があった

かいつまんで、簡単に説明すると、なるべく減らしているってこと。

2005年からトランス脂肪酸の低減化に向け検討を行っており、現在ではパン類の原材料油脂中のトランス脂肪酸は1/5から1/20まで低減化が図られています。

今後もおいしさを維持しながらトランス脂肪酸の低減化を進めると共に、安全・安心な製品をお届けするため、科学的根拠に基づいた適切な情報を提供してまいります。

ヤマザキ公式サイトより引用

このほかにも、企業の取り組みや、現状すべてが情報公開されています。
こういう事実を知らずに、全てを否定してはダメだなと改めて思いました。

輸入小麦使用による残留農薬のチェックはどうなっているのか?

私が一番気になるのはこれです。

これだけ、公式ホームページ内を探しても見つからないのです。
そこで、残留農薬で検索をかけてみたところ、ひとつのPDFがヒットしました。そこにはこう書かれてありました。

製品開発や商品の安全性についての関心が高まるなか、原材料選定における添加物や残留農薬等の確実なチェックを行い、安定した品質を得るための製造設備 の開発、研究に取り組んでまいりました。

ヤマザキ公式サイトより引用

これだけ見れば、一応チェックを行っているとは思えますが、どうなんでしょう。
近いうちに、直接電話して確認してみたいと思います。

まとめ

今回の記事で、私はヤマザキのパンに対する姿勢と取り組みを知ることが出来、考え方が変わりました。良いほうに。

正直、マーガリンの入っていな食パンは地元では手に入りません

我が家にはホームベーカリーがあるので、時々自家製食パンを焼いています。

そして、時々、買ってきた食パンを食べています。

地元のパン屋さんもありますが、同じくマーガリンやショートニングが使われています。
小麦に関しては記載がないので、何とも言えません。

今回の臭素酸ナトリウムは残らなければ表示義務いらない。
⇒残るか確認できる設備のある企業以外も使っている可能性があるのでは?

そう思うと、色々な面で衛星管理技術や実験能力のある大企業の方が安全かもしれません。
ヤマザキに対しては、毎日食べようとは思わないけど、時々ならいいかなと思いました。

小麦自体がダメっという話もあるくらいですからね。
本当にもう、最近はじゃあ何を食べれたいいんじゃーと叫びたくなるようなことが多すぎます

残留農薬について記載のあったPDF(108ページあります)

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